オーストラリアにワーホリ来たけど…

英語ができない人のワーホリ生活

日本人は私一人!?~ファームに行くと決めてから生活2日目まで~

お久しぶりな更新です。雪です。

帰国してから仕事に忙殺されてました。

今回はファームに行くと決めてから、ホステル到着までの2日までのことを書こうと思います。

 

オーストラリアでワーホリすると決めたとき、
絶対ファームで働かない!

って決めてました。
過酷な肉体労働は向いてないし外で動くの嫌いだし体力無くてすぐ疲れるし。1日中外で作業なんて無理やわ…。

ただ、もう1年滞在したいと思ったときのために一応ネットで検索はしてました。
(大抵AのUワーホリブログ書いてる人はファームに行っていることが多いみたいで、ファームの記事が載ってる印象)

でもネットで調べても出てくるのは悪い話ばかり。
もちろん中には、ファームで稼ぎました!っていう人もいました。
けどそういうのは5年前の記事だったり、過酷な環境での時給仕事だったり、かつ男性ブロガー率が高い。
男性は力仕事で時給の仕事にまわされることが多いのかな。
実際、私が行ったことのあるトマトやズッキーニのファーム会社は、バケツボーイっていう時給だかバケツの個数だかで給料が決まるポジションの仕事がありました。

また、シティジョブで稼いだっていう人も、ブログを拝見した感じ、英語が堪能で日常会話に支障がないレベルなんだろうなっていう印象を受けました。(これ言うと、そんなことないよ!っていう人いるけど、私から見たら、訛りはどうであれ相手の言伝えたい事を理解できて、自分の意思を伝えられています。)


こういうこともあってワーホリ行く前から完全に絶望ど真ん中でした。

仕事のオーナーに不信感を抱いて、仕事変えたい!環境を変えたい!ってなっていたときも、

「運もあるだろうけど、英語もできない体力もない女は低賃金でこき使われるのか…
だったら貯金がマイナスになるよりマシだから、最低賃金以下だけど今の職場で働かせてもらおう。
仕事や部屋のオーナーとソリが合わず、職場のキッチン男にあからさまに嫌われて蔑まれて、仕事内容も自分に合ってないけど。それももうすぐ終わる。だったら我慢しよう。」

と思ってあきらめました。何をしに安くもないビザと飛行機代払ってまで海外に来たんだとも思いましたね。
完全に準備不足な自分が悪いんですけど。

ところがある日、スーパーで買い物中にふと、
やっぱりここじゃないところにいきたいな…
もう一年この国に居たいかも…
って思って。

 

思い立ったが吉日。ぎりぎりだけどファームに行くことに決めました。


日系サイトで募集されてるファームはあまりいい噂を聞かなかったので、最初からみませんでした。

英語サイトをめぐって15か所ほど履歴書を送ったのですが、返信があったのは1件のみ。

サラダリーフの工場だったかな?
今は仕事の募集は終わっているけど、また近々募集をかけるから、その時また人手が足りなくなったら連絡する

との返事が。
ちなみにそれから連絡は来てません。あたりまえですが、働きたいところがあれば自分から定期的に連絡したほうがいいです。
だけどちゃんと連絡くれるあたり、ここはちゃんとした会社なのかなとも思いました。

ネットで探しても埒が明かないので、同じ職場の台湾人が行っていたワーキングホステル(仕事を斡旋してくれる宿)を教えてもらい、すぐにメールで連絡。
2日後に返信がきました。

部屋は空いています。
着いてすぐにプチトマトのピッキングの仕事があります。
これはいい仕事じゃないけど、いい仕事が見つかるまでの一時的な仕事です。

と、かなり正直な内容が。
いい仕事じゃないって嘘つかないあたり、いいな。と思ってすぐに飛行機のチケットを取り、ホステルに空港までの送迎を電話で依頼しました。

電話はビビったけどなんとかなった。グーグル翻訳様様。


部屋と職場のオーナーにも航空券とったその日に辞めることを言いました。
もっと前に相談してよ。人いなくてどうしよう。と言われましたけど、

ぶっちゃけしるかよとしか思いませんでした。
私が入ったばかりの時、ある日急に辞めちゃった子がいて、私いれてホールが2人だけになったときがあって(他の人は長期休暇もらってた)でもその時もランチもディナーもぎりぎりだったけど回せたし。

私が辞めても5人いたし、だから少しも心傷めることなく辞めました。

部屋のオーナーにも出ていくことを伝えたけれど、すんなり。

 

必要最低限の荷物をバックバックに詰め、他の荷物は友達の家においてもらえることに。
これは本当にありがたかった。

行こうと決めてから出発まで約2週間ほど。
ビビりな私にしては、早かったと思います。

朝早くシドニー空港からブリスベン空港で乗り換えて、ついた場所はいろいろブラックな噂が飛び交ってるファームの街、バンダバーグ。

びっくりするほど小さいバンダバーグ空港について(空港スタッフもいるのかいないのかって感じだった)迎えを待ちました。

が、いつまでたってもこない。
メールしたら、あなたと他の子もピックアップの予定なのでしばらく空港で待っててくれとのこと。
待つこと1時間。迎えの車がようやく到着。
後で知ったけど、朝、人を仕事に送ってから迎えに来ているようで、それで遅れていた様子。

迎に来てくれた車に乗り込んだけれど、それがまあなんというか

汚い…
皆をファームに送り迎えするバンだったんだけど、臭いがね…農業してる人が使ってる軽トラのにおい。
その時点で、ああ、これはホステルも期待はできないなと思ったよ。

そしてホステル到着。
…ああこりゃすごいわ。。
ぼろい。臭い。


そんな絶望していた私をよそに、オフィスにつれてかれて、迎えに来てくれた人と違う人が宿の使い方やルールを説明してくれたんだけど英語で何言ってるか大半分からなかった。
ビザや年金の書類かかされて、宿代と鍵の保障代を払った。それば出ていくときに払い戻しされるとのこと。
その時に、枕、マットレスシーツ二枚、食器類(プレート、ボウル、マグカップ、カトラリー)が入った蓋つきケースを渡されました。

部屋に案内するっていわれて連れていかれたところが、8帖ほどの部屋に2段ベッドが3つの6人部屋。
2人埋まってて、ベッド下が空いてたからそこを使うことになったけど、男女混合って言われて、え、どうしようってなって、
他の部屋も見せてもらったんだけど、上のベッドしか空いてなくて、最初に見せてもらった部屋に決めました。

 

どこに仕事しに行くか書かれた紙が張り出される掲示板や冷蔵庫の使い方を説明されたんだけど、それも全然わかんなくて。
(なのにハイハイって適当に相槌うっちゃったもんだから、仕事あるの知らなくて、次の日普通に買い物行ってしまった 笑)

 

荷ほどきして、その後スーパーに。
で、そこで田舎ってものがどういうものかを忘れてた。
なめてた。オーストラリアの田舎を。

ケミストウェアハウス(激安ドラックストア)にいってシャンプーとか必要なもの揃え、その後ターゲットに行ったんだけどなんか高くて、
ショッピングモールにあるKmartにいこうとしたら、外は暗くなり始めてるし、外歩いてる人はいないしで怖くなってきて。

でもここで引き返すのもって思って、そのままKmartに行ってタオルとか買って、真っ暗な中帰りました。


バスもなし。車も人通りもなし。街灯も少ない。ほんと怖かった。おそらく7時半くらい?
変な人がいるんじゃないかってビクビク半泣きでかえりました。
タクシー使えばよかったんだけど、そもそもそういう思考がなくて。シドニーではタクシー使わなかったから。

 

ホステルついても、キッチンのほうは何やらさわがしくて、
怖いいいいい!私、なんてところに来てしまったんだ!
ってビクビク。

不安でいっぱいで、こんなところで生活できるのかって泣きながら誰もいない部屋で食べなかった機内食を食べてたんです。

そんなとき、新しく2人組の女の子たちが来たんです。
2人ともパリピって感じのギャルっぽさがなくて、ほっとしたのを覚えてる。
ヨーロピアン皆が、ギャーギャー騒ぐ感じじゃないんだって。
(のちに彼女たちもパーティーいったりする子たちだと判明w)

最初は話しかけていいのかドキドキしてたんだけど、自己紹介で、英語がほんとに分からなくて、初めてこういうホステルに泊まって不安でいっぱいだったのって
正直に話した。
2人とも英語分からない私に合わせて、ゆっくり優しい英語で話してくれて。
で、次の日オフィスで説明してくれた男の子(ルームメイトでワーホリの子だった)とその子たちが買い物に行くっていうのでついていったの。
2人とも作業着の一切を持っていなかったからKmartにいって長靴とか作業着とかいろいろ揃えて、帰りにアルディにいって簡単な食事を買って帰った。

その日、初めてキッチンに行った。
なんてことない、人の声が多く聞こえたけど、時間帯によるけどそんなに人はいなかった。
人の笑い声が大きく聞こえて、それと不安がまじって大人数がいるように聞こえただけだった。(ビビりすぎてた。しかたない、チキンメンタルだから。)
そこで、いろいろ不安が大きくなってセンチメンタルになってたんだなあって気が付いたわけ。

で、さらに気が付いたのは、このホステル、日本人は私一人だった。
何人かいると思っていたのに、まさかだった。

ここで、意識高い系の人は英語漬けヒャッホーーー!なんでしょうけど。
一方私はというと相変わらず。

英語話せねえよどうするよ

ちなみに圧倒的にイギリス人が多かったです。
来た当時だけど、部屋は私以外全員白人のイギリス人で、
インドネシア人一人、北欧からが数人、スペイン人とドイツ人とイタリア人が各2人くらいくらい。
出ていくときには北欧数人、ドイツ人、イタリア人、フランス人、カナダ人、アメリカ人が各1人ほど、日本人は2人。
当初はアジア系カナダ人男子が一人いたけど彼はその後出て行ったんだけど、その後中国系カナダ人の女の子がルームメイトになって、見た目が東アジアなのは私とその子くらいでした。

英語環境なわけですが、イギリス人が多いからかな。
三大ワーストワード、ファック、シット、ビッチが飛び交ってたw
特にファックねw1文につき1回はいってる気がするわ。
なにがそんなにクソなんだい?って思ったけど、3日で慣れた。(慣れるというか聞き流せるようになるっていうほうが正しいかなw)
まあ超(クソ)かっこいいよねとか、そんな感じでつかってるみたい。

日本に帰ってきてから、AUワーホリ経験者の日本人と話したんだけど、イギリス人はこの三大ワーストワードいう率が高いみたい。
このワードはめったに言わないって聞いてたのに、しょっちゅう言ってるもんだから最初はびっくりしたなあ。

 

 

てなぐあいで、不安と涙から始まったバッパー生活。

ふりかえって思うのは、仕事探しはとりあえず現地に行ったほうが早いかも。

会社としても、遠い地域から明日そこに行こうと思っているんだけどっていう、本当に来るかわからない人より、今ここにいる人を雇いたいって思うものだと思うし。

田舎になると車がなかったら大変だと思うし、まず宿を探して、そこで職探ししてもいいかも。あとは運もあるかな。


私は結果としては、ルームメイトとはたまに問題があったけど大問題にまで発展することもなかったし、トラブルメーカーもいなかったよ。(詳しくは別の記事にて)
この慎重派で石橋を叩きすぎて壊してしまうような私でも出来たんだから、みんなもできるはず!
あ、でも宿は慎重に探してね。大事だよ。びっくりするぐらいブラックだったり最低最悪なワーキングホステルもあるから。
ちゃんと選んで、楽しいファーム生活を送ってください。